マンションを相場以上の価格で売却するには、待ちの姿勢が大切です

築3年の中古マンションの売却を決意、不動産会社と仲介契約せず、適正な市場価格よりも高く売ることができそうな購入希望者が現れることを待つことに

マンション

私は2年前、築3年の中古マンションの売却をしたことがあります。その時の経験に基づき、相場を大きく上回る価格で売る方法について、アドバイスしたいと考えております。
私が売った物件は、大阪大都市圏の中心部である梅田駅まで電車で20分の駅から、徒歩10分の距離にありました。新築時の価格は約3800万円。売却を検討し始めた時、地元で豊富な営業経験を持つ三つの不動産業者に査定を依頼しました。査定価格には多少ばらつきがありましたが、平均すると3800万円前後で、新築時からほとんど値下がりしていないことが分かりました。
ニュータウンの中にあったため、周囲に公園や緑地が多く、人気の中学校区の物件だったことも評価につながったようでした。思った以上に好立地で、人気があることを認識することができました。

その上で、私はどの不動産会社とも仲介契約を結ばないことを決めました。仲介契約を結べば、不動産会社は私の物件をできるだけ早く売ろうとするでしょう。しかし、私は早く売ることよりも高く売ることを重視しました。購入を希望する顧客が現れた場合、不動産会社はたいてい、「購入希望者が現れました」とポスティングチラシで知らせてくれます。チラシにはおおまかな予算も記載されていることが多いです。このため、私は、適正な市場価格よりも高く売ることができそうな購入希望者が現れることを待つことにしたのです。

不動産業者の出した査定価格より、約550万円も相場より高く売ることができました

強気に出たのは、もう一つ理由があります。私のマンションの周辺は再開発により、数年前までは新築物件の供給が盛んでした。しかし、私が売却を試みた時期には再開発が一服しており、新築の供給が止まっていたのです。こうなると、消費者は中古物件を探すしかありませんから、中古市場では必然的に売り手有利となります。
このため、ある程度の価格で売れるであろうという目論見があったのです。私の予想は当たりました。不動産業者に査定を依頼してから約2か月後、予算が4500万円という購入希望者が現れたというチラシが投げ込まれました。値引き交渉を経て、結局は4350万円で売ることができました。不動産業者がはじき出した相場が約3800万円でしたから、差し引きで約550万円も相場より高く売ることができたことになります。

私の経験から言えることは二つです。マンションを売る際は、まずは適正な市場価格を把握することです。そして、自宅が人気物件であることが判明した場合、不動産業者と契約をして積極的に売りに出すことはせず、市場価格よりも高い価格で購入してくれそうな人が現れるのを待つことです。